おやすみ前の1枚

夢を語っているんだ。
きらきらと輝く星たちとやさしく僕らを照らす月の下で
少しばかりひんやりとした草むらに腰掛けて。


5年後、10年後、僕らはきっと、
人々に幸せを運ぶ仕事をしている。
それが毎日嬉しくて仕方ない、そんな生活をしているよ。


あの星たちや月がきらきらと輝いているのはなぜだろう。
それは、彼らが僕らを照らしてくれているからだ。
他者を輝かすものは、自らも、また他者からも力を得て輝き出す。


はじめに僕ら自身が輝こうと努力するのは、
一見近道なようでいて、実は遠回りだ。
他者の心に明かりを灯す存在に、僕らはきっとなるんだよ。
あの星たちや月のようにね。