振り返り
振り返り。
この週末、夢のような、宝のような、本当に、尊い時間を、過ごしてきた。
どれだけ、我慢してたんだろう。頑張りすぎてたんだろう。会いたいなあと願っていた、憧れの方達と再会したとたん、嬉しくて、嬉しくて、、ぽろぽろと涙が溢れてきた。
自分の持っている魅力、才能、熱意を、作品や、歌や、イベントに変え、周りの人たちを巻き込みながら、伝えてゆける彼、彼女たち。
集う人たちは、癒やされ、活力を得、前を向いて生きていける。また、他の人に広げてゆきたくなる。自分も何かできないかなぁ、と、思い始める。
不思議な力。心地よいエネルギー。
キルト作家のさよこさん。キルトを縫ってゆく作業は、心を込めて祈る行為にも通じるの。李政美さんの祈りの歌と合わせると本当に素敵な時間が生まれるのよ。
さよこさんのレシピは、さらさらっと書かれているのだけれど、出来上がると、彩りも鮮やかで、美味しくて、食べる人に笑顔と幸せを運ぶ。
女優の斉藤とも子さん。幼い頃の母の死は本当に悲しかったけれど、その後、勤務医をしていた父が宿直の時は同級生の子たちが泊りにきてくれたり、友だちのお母さんが代わりばんこに作ってくれたりしてくれた。楽しい思い出も、たくさんできた。死は怖くないのよ。
世の中の悲しいこと、辛いことは、必ず、より良い明日へ変化するための、きっかけになる。311をきっかけに、私たちは気づかなくてはいけない。地球が人間に警告してくれていることを。平和、安心、安全、美しい自然を取り戻すために、動き出すなら、今。
小学校の先生、山さん。被災地支援に行き、最初に任されたのは、車のナンバープレートの番号、車種をひたすら数える、体育館に置かれた衣類を種類、サイズ、性別ごとに仕分けること。現地の人の話も聞かせてもらえず、気が遠くなるような作業だったけれど燈々無尽という言葉を思い出し、また、お陰で、欲しい人に必要な物が渡せると聞いて、自分のしてきたことの喜びを実感できた。
その後、何人かの生存者の話を聞き、死をまぬがれた理由は単一ではなく、それぞれにエピソードがあることに改めて気づかされた。出窓に置かれたテレビに乗っかり、鴨居を伝い、飼っていたトイプードルを肩に乗せ、わんこを守ろうと必死に神棚に乗っけようと肩を上下させ、一時間半もの間、部屋に流れ込んできた津波に飲まれないよう浮きながら、かわし続けていたおばあちゃん。
伝えていけば、また、誰かの行動につながっていく。
歌手の李政美さん。
宮沢賢治の星めぐりの歌。イマジン。チャンゴの響き。シャワーのように浴び続けると、それが、心と体の、ちょうどいい部分に染み渡る。歌のマッサージ。
彼女自身の経験から歌うのに、不思議と聞く人の経験と重なり、繋がり、共感を呼ぶ歌『ありのままの私』が持つ魅力。
振り子みたいだったな、と改めて思う。
やりたいって願うこと、挑戦したいと企んでいること、
今は我慢。自分一人で生きてるわけじゃないんだから、我慢。
頭でわかってるつもりで、我慢する気は無かったんだなぁ、と。
昔から、やりたい事、理想系の状態がまずあって、それに現実を引き寄せてくみたいな実現のさせ方をしていて、理由は?手順は?計画は?と聞かれると、言葉に詰まった。そんなの、やると決めたら、整ってくものだから。
やっぱり、難しくても、自分なりにやれるまで、挑戦しよう。