私の絵

高校2年の終わり頃1年間アメリカへ留学するhirokoに贈ったスケッチブックを、hirokoは今でも大切にしてくれてるのだという。
どんな絵を描いたかな。。急に懐かしくなって見せてもらうことにした。
タイムカプセル開ける時みたいな気分。
「これ、例のスケッチブック」
そう言われて渡されたのは、無印良品の茶色いA5サイズくらいのスケッチブック。
ページの左に読むと元気が出そうな先人達の名言、右にそこから想起したイラストが描かれていて、見開き完結型のメッセージ付きイラストが5,6セットあった。


「がっかりした鳥やしょんぼりした馬を見たことがあるか?鳥や馬が落ち込むことがないのは、かっこうつけようとしないからだ」

「やさしい言葉一つで冬中暖かい」

「相手を腹の底から笑わせることができれば、友人になる道が開ける。相手が一緒になって笑うのは、いくらかでもこちらが好きな証拠だ」

「人が誰か一人でもいたなら、親切にしてあげられる機会を得たのと同じこと」

「1年前に悩んでいたことを思い出してみてもらいたい。今ではささいなことになってないか?」

そんな感じのメッセージのとなりに、学生風の女の子や、風景や、抽象的な絵が描かれている。

変わらないな、と思った。結局10年以上経った今でも、贈った相手の喜ぶ顔を思い描きながら絵を描くことは結局私の中でライフワークでありつづけている。私の大切な人、大好きな人たちが、みんな幸せになりますように。絵を描くことと、そこに込める私の思い。それはこれからもきっと変わらないと思う。


今週末、ほんとうにきれいなものたくさんいっぱい見たんだ。近いうち、また描きます。