家族と過ごすGW


今年のゴールデンウィークは、久しぶりにずっと家族と過ごしている。
ずっと、ずっと、今日も、明日も、明後日も。
先週仕事の途中で母が倒れたことを知らされて、飛ぶようにして実家の近くの病院へ。
家族や親戚みんなが集まった。
4時間に及ぶ手術は、危険グレード5段階中、最も最悪の5と言われた。
とにかく祈った。
結果、なんとか、成功したって。ほっとした。
救命病棟に通い始めて、10日目。
日増しによくなっている。
1日目、全く意識無し。
2日目、体をもぞもぞ動かすも意識不明
3日目、なんとか目を開ける。文字がわかるみたい。
4日目、家片付けなくちゃいけないから、部屋にあるたくさん紙袋捨てるよ、
というと、「秋川で使う」(秋川で開かれている作品展に来てくれるお客さんに
作品を入れてあげるのに使うからだめ)と書く。
5日目、父がワードで50音表を作り、ペン先で指すように促す。
こないだ高校時代の友人たちとイチゴ名人の作った畑でイチゴ狩りをしたのだと報告すると
「いちごたべたい」と指す。人工呼吸器が苦しそう。無理やり取ろうとするのを防ぐため、腕にはミットのような指無しミトンをはめられている。
6日目、少ししゃべる。夜訪ねていくと腕にはめているミトンをしきりに「取って」とせがむ。
7日目〜9日目頭が痛いのかずっと寝てる。話すときはほんの少し短い言葉。
これからどうなるのか、私も妹も、父も祖母もわからないけれど、これまでにないほど家族中心の生活をしている。でも、やっぱり仕事のことが気になったりしてしまう。だめだなぁ。