どこまでもやさしい友人

申し訳ないくらいに、私の友人たちはみなどこまでも優しい。


たわいもない話を楽しそうに聞いてくれ、
思いつきのような、目的地までたどり着けないかもしれない、
いい加減な計画に、毎回快くつきあってくれる。


会うたびに、パワーや刺激を与えてくれる。


とびきりの笑い話にいつも食事は進まなくなるのだけれど
時には知的な文化論、教育論も展開する。


元気のないときに、ちょうどタイミングよく、
「どうしてるかと思って」と連絡をくれる。


あなたの「好みだと思って」とお勧めの本やお店を紹介してくれる。


「最近よく食べるようになったね、顔色もよくなったみたい」と
私の健康を気にかけてくれる。


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「世の中は、give and takeだ」と言う人がいる。
自分の中では
「そうはいっても、できることならgiveしつづける人でありたい」
と思っている。
でも結局は、takeだらけになっている。


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部屋に帰るたびに、落ち着くのは、きっと、
単にお掃除をがんばってるから、という理由だけではない。


部屋中に、友人たちからの贈り物で溢れているからだ。


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「お返しして行こうと思って....」


先週友人たちと出かけたインドネシアのチャリティーコンサートで、


バリ島の民族ダンスに魅せられ、ダンスを始めた女性が
そんなことを言っていた。


素敵な体験をたくさんさせてもらったから、
そのお返しを、自分自身も踊って、より多くの人に伝えるという手段で
実行していきたい。


いい言葉を聞いた。


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いつも、ありがとう。
形は違うかもしれないけれど、
私もみんなからいただいたものを
これから少しずつお返ししていこう。



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虫の声が聞こえる夜に。
感じたことをつれづれなるままに書いてみた。
では、おやすみなさい。