私はただ、


私はただ、

そのあとに続く言葉を
ふと考えてみた


美しい絵をひたすらに眺めていたいだけなのだ


大切な人と、ゆっくりと、焦らず、綺麗な景色を眺めていたいだけなのだ


パパやママや妹と毎日おいしいごはんを食べ、団欒し、お風呂に入り、ママの愚痴とも独り言とも思い出語りとも言えるお喋りにじっと耳を傾けていたいだけなのだ


のびのびと自由に自分の作品作りに打ち込みたいだけなのだ


才能について。感受性について。書くことについて。気心の知れた昔からの仲間たちと。時間を忘れて語り合いたいだけなのだ。



青い空にぽっかりと浮かぶ白い雲を、ひたすらに眺めていたいだけなのだ



波の音を聞きながら、海辺を歩き、砂浜を走る犬や子どもたちを、かわいいね、微笑ましいね、と見守りながら、足元のふと目についた貝殻を拾い、耳にあてて音を聞いてみたいだけなのだ


夜空に浮かぶ星、月を眺め、時間の流れについてしばらく感慨に耽りたいだけなのだ






よし。このささやかな幸せシリーズを。近いうちに。叶えよう。全部★