受け入れる

数週間に一度くらいのペースで、高い熱がぽんと出るのと同じく、とてつもなーく悲しくなる時期というのがやってくる。

仕事と、人間関係と、机の上と。いろんなものがごちゃごちゃっとしてきて、リセットボタン欲しいって思う。

担当クライアントの記事広告、ライターさんのこだわりとクライアントの要望の板挟みにあう。自分達の製品が魅力的に伝わってこない、強調してほしいところが書かれてない、書き直ししてくださいとクライアント。要望に従うと文章の流れが崩れるから無理です、とライターさん。

広告は、あなたの作品ではアリマセン。うだうだ言わず、素直にクライアントに従って下さればいいんです。

っていうのをやんわり伝えつつ、気持ちよく書き直してくれるよう、「面倒かもしれませんが要望通りのものも書いていただいて、今の原稿と比べていただきましょう。結局最初の原稿の方がよかった、お任せした方がよかったとなるかもしれませんし」とフォローを入れる。

入校した広告が希望通りの色に仕上がってない。印刷会社に原因確認してください。台なしの原稿で掲載されてるのだから補償についても対応よろしく。
と海外のクライアントから英語でメール。

印刷会社に確認したら、最大の原因は広告原稿そのものの作り方にあります。印刷のどの工程でも、頂いた原稿では、仕上がり結果に違和感ありというアラートはあがりません。


原因はあなたでした、でも原稿の仕上がりにがっかりされてるのはわかりますので、再掲載できるか社内調整します。

コレエイゴデセツメイスルノ?

そんなこんななクライアントさんの案件が20くらい同時に走ってる。


お家帰りたい。

こんなことより、来週は妹ちゃんが仕事復帰で軽井沢戻るから、家族みんなの時間少しでもたくさん作りたい。

そんなときに 限って、遊びに行かな〜い?とか化粧品使わな〜い?なんてメールがどこどこやってきて。

時間足りませんから。
勇気を出してお断りメールを返す。

今が成長時。全部逃げずにこなせば、絶対いいことあるから。

とりあえず丁寧に丁寧に。投げ出さず。
仕事したくてもできない人いるんだし。
雑誌は読み放題なんだし。
母は無事生還してくれたんだし。
帰ったら夕飯あるし。
働きマンのビデオ、今日は前科者の父ではなく妹ちゃんにしっかり頼んで、録画成功だったし。

十分私ってば恵まれてる。

与えられた環境を受け入れて、適度に手抜きしながら。もうちょっとだけ頑張ることにした。