いろんな偶然

今日、久世光彦さんの、『夢あたたかき』という本を古本屋さんで見つけてぱらぱらめくってた。向田さんと過ごした二十年をふりかえったエッセイ。二人の間には演出家と脚本家以上の関係があったようで、彼女の魅力が本から溢れんばかりに描かれている。やっぱりいいよね、向田邦子さん、放送作家の鏡よね、って久しぶりに思いだしてた。そんな今日は、彼女の命日なんだって。台湾で飛行機事故に遭って亡くなってしまった向田さん。
そういえば、つい最近も中華航空機が炎上する事故が起きた。にわかに台湾が注目されている今日この頃。
で、台湾といえば、私の故郷なのである。
そして、今日は「あなたが台湾を訪ねたときのお話、そろそろ本格的に作品に仕上げよう」ってお話をもらったのでした。そろそろ役作りしとくかってタイミングで、この数日のblogをご覧になればお分かりのように、役者として素晴らしい大森南朋さんの演技を見るタイミングが、まさに今週降って沸いたようにやってきて。
多分、今日のそんないろんな偶然の重なりの意味は、きっとあと数ヵ月後に振り返ったら、わかるんだろうなーー。ドキドキしとこ。

夢あたたかき―向田邦子との二十年 (講談社文庫)