バレエ見にいってみた


昨日ね、友人hirokoと、hirokoママのご招待でバレエを見に行った。
こないだ、シルヴィギエムさんのバレエのドキュメンタリー見て、本場のバレエの舞台見たいねって話してた矢先のお誘いだったから、すごく嬉しくて。ほんと衣装も、演奏も、踊りも綺麗で美しくてすばらしかった。いいねぇ。

三部構成で、最初が肉体の美しさ、テクニックの巧みさを感じさせる男女ペアの踊りが中心の作品。途中途中にパステル調の薄いピンクや水色、レモン色の衣装を着た踊り子たちの踊りもあって、かわいらしい。イギリスの優しい色あいの花々が咲くバラ園で妖精を見ている気分だった。

次のは蟻とキリギリスをモチーフにしたモダンなバレエ。陰のある美しさ、といったらいいのかな。踊り自体もそうなのだけど、舞台のつくりも「影」が効いているの。夕焼けをバックにそれこそ光の当て方で衣装の色が見えない状態で踊るキリギリス役のダンサーの様子は影絵を見ているようだった。

ラストは卒業舞踏会というタイトルだったかな。洋館を舞台に卒業を迎える時期に舞踏会があって、これからとなりの男子校から男子生徒たちがパーティーにやってくるのを待つ女の子たちはなんだかそわそわとしていて。普段は頑固ものの院長先生も、男子校の男院長先生が実は気になっていて、生徒には弱みをみせまいとしているのだけれどやっぱりそわそわ。みたいな。久々に小公女セーラ赤毛のアンの世界を想起させる楽しい学園ドラマだった★

実は私も大学時代少しだけバレエをやっていて。(そのとき通っていたスポーツジムが総合ダンススクールをかねていて、HIPHOP,ジャズダンス、クラシックバレエもできるところだったの)機会あればまた踊ってみようかな、なんて思いました。ちなみにhirokoも、hirokoママももっと本格的にバレエで育ったバレエ親子。懐かしそうに「舞台前小さかった私はほかのちびっこたちと並んでベルトコンベアーにのった製品のように、次々にどうらん、アイメイク、リップって塗ってもらっていたのよね」「ちゃんとならびなさいって整列係りをよくやってたよね」と昔を振り返っていて楽しそうだった。


久々に心地よい夜でした。

イラストは昨日の出来事からイメージして描いてみたの。舞台の綺麗な色と、影絵の世界と、幼いころの楽しい記憶が融合した世界です。