刺激をうけた1日

●ランチ●
いとこのYちゃんと広尾のイタリアンでパスタランチ。
「自分の周りには自分に似た人しかよってこない」って話題でもりあがった。
俗に言う「類は友を呼ぶ」ですが。単に現象としてとらえるんではなくて、これを自分自身を分析する材料として観察してみると結構面白い。自分のまわりには自分に似てる人が集まってくる。だから自分のことはよくわからないという人も、自分の周りにいる友人をよ〜く観察・分析してみると、自分自身や自分が置かれてる環境、自分のやりたいと思うことなどがはっきり見えてくると言うのです。


ナースとして働いている彼女の周りにはお医者さん、看護婦さん、保健士さん、薬剤師さんなど当然医療系の人が多い。ふだんはおちゃらけていてアホなことばかり言ってるけど、ちょっと頑固で自分の意思がはっきりしていて、根はみんな「人を助けたい」という人ばかり。自分の目の前で何か事故が起きたら、人を呼ぶ、自分が助ける、傍観する、彼女の友人たちがとる行動はそれぞれに違うけれど、少なくとも「気づいているし、何かしなきゃいけないと思う」らしい。

反対に彼女に言わせると、私の友人はみんな、「なんだかすごい人」。語学が堪能だったり、海外にでることに抵抗がない。前向きに考えることが好きで、努力を惜しまない。人に元気や生きる力を与えたいと思う人が多い。ふだん流れてくるラジオやテレビ、新聞、雑誌に出てくる人を指して「あ、今この人と仕事してるんだ」という現象が日常的に起きている。


「それって普通ありえないから!」と彼女に言われて初めて、そんなもんか〜と気づいた。「だからね、お姉ちゃんにしか与えられてない環境なんだから、生かさないともったいないんだよ」と興奮気味に伝えてくれた彼女の一言が、すごく心に残った。



●ショッピング●
Yちゃんに触発されて。その後久々に自由が丘でショッピング。
今日のコンセプトは「私の友人ショッピング」
自分にご褒美だとか自己投資だとか生活必需品だとかバーゲンだとか....お金の使い道はいろいろですが。
今日は自分に刺激・活力を与えるため、現在各界で活躍中の友人たちに関するお買い物をしました。


まずは山野楽器へ。先週から買おう、買おうと思ってた、高田直子ちゃんのCD。

本人もキュートですが、ジャケットの写真はさらにいい感じ。抱きしめたくなっちゃうほど。
彼女がマリンバに出会ったのは8歳のころ。お母様に手を引かれてでかけた演奏コンサートに魅了されたのがきっかけ。以後現在に至るまで弛まず続けられてきた日々の練習が、彼女の演奏を支えている。時に美しく時に激しく聞く人の心を捉えて離さない素晴らしい音色。ぜひたくさんの人に、CDはもちろん、できれば生演奏で聞いてほしい。継続は力なりを地で行く彼女。見習わせていただきます。


つづいてbook1stへ。NYでソーシャルワーカーとして活躍中、ラリーことY嬢の掲載されてるFromA REDを購入。
ダンスがうまくって高校時代いっつもくるくる踊って元気いっぱいの印象だった彼女だけれど。大学入学前に癌の疑いから入院。幸い彼女は大事に至らず退院できたものの、そこで出会った友人たちの最期を看取りながら「病院には末期患者やその家族への心理的サポートが足りない」と感じる。日本の大学では国際関係を学び、さらに交換留学でテネシー州の大学へ。その頃仲の良かった友人が亡くなり、再び、人の生死と自分の将来をみつめるきっかけとなった。結局彼女はアメリカに残り、患者の精神的、身体的、社会的問題を解決に導くソーシャルワーカーとしての道を選択する。現在彼女が勤める高齢者介護施設は低所得の黒人やヒスパニック系の方がほとんど。NY在住と言えば聞こえはいいけれど、彼女の仕事は決して華やかさが表に出る仕事ではない。文化や習慣の違いを理解し、さらに個々人としての個性を理解していくことが求められる。人を支える仕事というのは決して簡単なことじゃない、でも大切だし、必要なことなんだ。そんなメッセージが雑誌に書かれた彼女の言葉からひしひしと伝わってきた。


●夕方●
ことばの宝箱 美しい日本語を使ってみませんか
家に着くとポストに届け物が。開けると押阪忍先生の最新著書「ことばの宝箱」だった。押阪先生と奥さまの栗原アヤコ先生との最初の出会いは今からもう5年くらい前になるのかな。アナウンサー志望者を始め、話し手としてのスキルを高めたい人が集う「トークアカデミー」という塾を開かれていて、受講生として通わせてもらった時からのご縁。卒業した後も、すごくかわいがってくださって、同窓生のはとバスのガイドさんのKちゃん、某お茶メーカーの広報のYちゃん、私、押阪ご夫婦の5人で構成されるプチ同窓会を、年に一度くらいのペースで開いてくださる。押阪先生からは松尾芭蕉奥の細道など古典や古来からの美しい日本語をご指導いただいたのが特に思い出深い。アヤ子先生からは、揚げ物用油や扇風機のテレビインフォマーシャルのレッスンがとにかく楽しい思い出。「美しい日本語で、人に伝える仕事」ってやっぱり素敵。言葉を大切になさい。人に伝える仕事も大事になさい。お二人からのそんな励ましのメッセージを伝えてくれるために、この本が届けられたかな。最近すこしサボり気味だった話し手としてのトレーニング、再開しようっと。



●夜●
J-WaveのMakeIT21を聞いてたら。ゲストにワークライフバランスの小室淑恵さんが紹介されていた。社名のワークライフバランスとは90年代アメリカで考え出された概念で「仕事と私生活のバランスよい両立」のこと。企業の社会的責任(CSR)というよりは経営戦略として、雇用者の私生活の充実を図ることが、優秀な人材の確保、生産性の向上につながるという考え方。そんな彼女の会社が提供するのは、育児休暇等を理由に休職中の人へ、インターネットを介してのスキルアップレーニングや会社からの情報提供などを通じて、休暇後の社会復帰をサポートするサービス「armo」。彼女の企業理念、サービスそのものも興味深いけれど、彼女の仕事に対する向き合い方のコメントが、すごく刺さったよ。


「私のやりたいことが瞬く間に実現したのは”なんでも120%論”で働いたから」自分に与えられた仕事がたとえそのときの自分にとってやりたい仕事でなかったとしても、120%のパワー、120%の成果を出していくことで、次々に新しい仕事が与えられ、環境は好転していく。反対にやりたくない仕事だからと80%くらいの仕事で働いたとしても、上司があなたに別部署への異動を命じることは期待できず、かえってそこに長く留まらせることさえあるだろう。なぜなら、与えた仕事でさえ満足に成果を出せないのだから、できるまでやらせてみようという考えが働くに違いないからだ。よし、週明けからとりあえず、120%パワーでがんばろっと★