グレート・ギャツビー

村上春樹の「ノルウェイの森」をしばらくぶりに読み返してたら、本の中の「グレート・ギャツビー」という言葉に目が留まった。主人公の数少ない友人のうちの一人に東大に通う文学青年がでてくるのだけれど、その彼がえらく夢中になっているという小説が「グレート・ギャツビー」。私の頭の中で「グレート・ギャツビー」「グレート・ギャツビー」「グレート・ギャツビー」って3回くらい連呼されて、気づくと本屋さんに向かってて、「グレート・ギャツビー」を探してました。求めよさらば与えられん。本屋には、「お待ちしておりました」といわんばかり、村上春樹訳の「グレート・ギャツビー」がおいてありました。即買です。小説の中身?知りません。ただ、ただ「グレート・ギャツビー」が私を呼んでたのです。

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

「優れた翻訳家の特徴は、英語能力の優れた人であると同時に日本語力の優れた人であると思う」


これは先日の絵本作家の講座で、翻訳絵本の世界についての回の時、講師の先生にしてみた質問、「江國香織さんや村上春樹さんが、作家としてだけでなく、翻訳家としても活躍していることについてどう思いますか」に対する答え。


なるほどですね。そんなわけで。
彼の日本語も楽しみながら、読んでみることにしよう。